本文では、Lark 承認にて承認を譲渡 / 後進復帰する方法、承認者を追加 / 削除する方法について詳しくご説明します。
一、機能紹介
承認者は承認する際に以下の 4 つの操作を行うことができます:
- •譲渡:現在の承認を他の人に譲渡すると、自分で承認する必要がなくなります。例えば、現在の承認を処理する時間がない場合などにこの機能を使うことができます。
- •承認者を追加:他の承認者を追加して共同で承認します(自身も引き続き承認に参加)。例えば、現在の承認の判断に困った場合などにこの機能を使うことができます。
- •承認者を削除:追加承認者が 1 人以上の場合、追加承認者を削除すると、追加承認者は承認する必要がなくなります。例えば、承認者を追加する際に手違いや誤りがあった場合などにこの機能を使うことができます。
- •後進復帰:プロセスをあるフェーズに戻し再度承認を行います。例えば、既に行った承認に誤りがあった場合などにこの機能を使うことができます。
二、操作の流れ
管理者側:操作権限の設定
承認者が承認プロセスの間に承認の譲渡 / 後進復帰、承認者の追加 / 削除できるかは、管理者によって決められます。デフォルト設定では、譲渡のみ許可されており、後進復帰 / 追加 / 削除は許可されていません。管理者は以下の 2 つのステップから設定を編集できます:
- 1.プロセス設計を開きます:管理者は承認管理コンソールにアクセスします。新しい承認を作成または既存の承認を編集して、フォーム設計ページを開きます。
- 2.操作権限を設定します:承認フェーズをクリックして、右の操作権限から許可する操作を選択します。
- 3.設定完了後、保存して提出します。
承認者側:操作方法
承認者は承認プロセスの間に、以下の 2 つの方法から承認を譲渡 / 後進復帰、承認者を追加 / 削除できます:
- 1.承認詳細ページを開きます:承認者は承認 BOT から受信した通知カードから承認詳細ページを開くことができます。ワークプレイスの承認アプリからもアクセスできます。
- 2.関連操作を選択します:承認詳細ページから、左下の更に表示をクリックします。指定操作を選択して、関連情報を入力します。
操作の簡単な説明:
(1)譲渡
譲渡をクリックして譲渡ページにて、譲渡先と譲渡理由を入力します。
(2)承認者を追加
承認者を追加をクリックして承認者追加ページにて、承認者、追加位置、承認者追加の理由を入力します。
追加位置には 3 つの種類があります。
- •前段階承認者:現在のフェーズの前に承認フェーズを一つ追加し、追加したフェーズが承諾されると現在のフェーズに戻ります。
- •後段階承認者:現在のフェーズの後に承認フェーズを一つ追加し、現在のフェーズが承諾されると追加されたフェーズに移ります。
注意:前段階承認者と後段階承認者が 2 人以上いる場合、さらに And 承認または Or 承認を選択する必要があります。
- •And 承認:同一フェーズの複数の承認者が全員承諾した場合、フェーズが承諾されます。
- •Or 承認:同一フェーズの複数の承認者の内の一人が承諾した場合、フェーズが承諾されます。
- •同列承認者:現在のフェーズの同列位置に他の承認者を追加すると、And 承認または Or 承認に関わらず、現在のフェーズで設定されている承認方法に準拠します。
(3)承認者を削除
追加承認者が 1 人以上である場合のみ、更に表示をクリックすると承認者を削除のオプションが表示されます。
承認者を削除をクリックして承認者削除ページにて、削除する承認者、承認者削除の理由を入力します。
(4)後進復帰
後進復帰をクリックして後進復帰ページにて、後進復帰するフェーズ、後進復帰の理由を入力します。
注意:現在承認提出者への後進復帰には対応していません。
操作完了後、承認詳細ページに新しい承認プロセスが追加され、関係者は承認 BOT から通知を受け取ります。