本文では、ドキュメントの新しいバージョンの履歴機能を利用する方法についてご説明します。
一、機能紹介
ドキュメントには、過去バージョンを簡単に確認し、編集履歴を遡るのに役立つ履歴機能が用意されています。コンテンツが変更されると、過去バージョンが自動的に作成され、変更した編集者、変更時刻、および変更の詳細が記録されます。必要に応じて、ワンクリックでドキュメントを任意の過去バージョンに復元できます。さらに、編集権限をもつユーザーのみが履歴を閲覧および復元できるため、ドキュメントの内容を安全に管理できます。
二、操作方法
履歴を確認する
- 1.履歴リストを開く:ドキュメント画面の右上にある ... ボタンをクリックし、メニューから 編集履歴 を選択して、履歴リストを開きます。すべての履歴は時間を基準に降順で表示され、対応する編集者と変更時刻も確認できます。
- 2.過去バージョンを確認する:履歴画面右側の履歴リストで、変更時刻と編集者に応じて、確認したい過去バージョンを見つけ、クリックして該当過去バージョンのドキュメント内容と変更の詳細を表示できます。
- a.変更を表示 をオフにする:画面の左側にて、該当過去バージョンのドキュメント内容を表示し、変更の詳細を表示しません。
- b.変更を表示 をオンにする:画面の左側にて、該当過去バージョンのドキュメント内容および変更の詳細を表示します。
- i.変更の詳細を表示:異なるユーザーによる編集操作は、それぞれ異なる色によってハイライトされます。ハイライトされたコンテンツの上にマウスを置くと、該当内容の編集者と編集操作(内容の追加または削除)を表示できます。
注意:書式の変更に関する操作(見出しレベルの変更、太字、揃え方、色・フォントの変更など)は、内容の追加または削除が含まれないため、ハイライト表示されません。
また、画面右側の履歴リストにて、編集者の名前の左側の色は、該当編集者がこのバージョンにて編集した内容のハイライト色を示します。
- ii.編集の位置を特定する:履歴画面右上の 前へ または 次へ ボタンをクイックして、編集の位置にすばやくジャンプできます。
- 3.過去バージョングループを展開する:履歴リストでは、過去バージョンは編集時間に従って自動的にグループ化されます。> ボタンをクリックしてグループを展開すると、過去バージョンの詳細リストを表示できます。
- 4.閉じる:画面左側にある 編集に戻る ボタンをクリックして、履歴リストを閉じることができます。
過去のバージョンに復元する
- 1.履歴リストにて、復元したい過去バージョンをクリックします。
- 2.画面左側を確認して、復元したいバージョンであるかどうかを確認します。
- 3.画面上部にある 復元 ボタンをクリックして、ドキュメントを該当バージョンに復元します。
注意:過去バージョンにて削除済みとマークされた内容は、該当過去バージョンから復元できません。復元したい場合は、さらに以前の過去バージョンに復元してください。また、ドキュメントの現在バージョン、すなわちドキュメントの最新状態に復元することはできません。
三、よくあるご質問
Q:履歴を閲覧できるのは誰ですか?
A:セキュリティを保護するために、編集権限をもつユーザー(ドキュメントの所有者を含む)のみが履歴を閲覧および復元できます。
Q:一部のドキュメントでは、メニューから履歴ボタンが見つかりません。
A:編集権限をもつユーザーのみが履歴を閲覧および復元できます。そのため、ドキュメントに対して閲覧権限のみもつ場合、履歴を閲覧および復元する権限がないため、メニューに履歴ボタンが表示されません。
Q:本文に対するすべての編集操作が履歴に記録されますか?
A:はい。テキストの入力・削除、見出しレベルの変更、番号付きリストの挿入、画像の挿入、ドキュメント内シートの編集など、本文に対するすべての編集操作が履歴に記録されます。
ただし、下記の操作のみ履歴に記録されず、復元することもできません:
- •投票:投票テーマとオプションの編集は記録されません(投票モジュールの挿入と削除は記録されます)
- •フローチャート・UML 図:描画ツールでの図形に対する編集は記録されません(図形モジュールの挿入と削除は記録されます)
Q:一部の履歴バージョンで、ハイライト表示の変更内容がないのはなぜですか?
A:最初に、履歴画面の右下にある 変更を表示 オプションがオンであることを確認してください。このオプションがオンにしても、ハイライト表示の変更内容がないのは、このバージョンに含まれる編集操作は書式の変更に関する操作のみで(見出しレベルの変更、太字、揃え方、色・フォントの変更など)、内容の追加・削除はないため、ハイライト表示されません。
Q:新しいバージョンの履歴は古いバージョンの履歴と互換性がありますか?
A:いいえ。2020 年 9 月 5 日以前に作成・編集したドキュメントでは、新しいバージョンの履歴リストの下部にある より前の記録を見る ボタンをクリックして古いバージョンの編集履歴を確認できます。
注意:ここをクリックして、古いバージョンの履歴機能の操作ガイドをご確認ください。 Q:ローカルの記録とは?ローカルの記録と履歴の違いは?
A:ローカルの記録は、Docs の保存機能の一つです。ローカルの記録に保存されるのは、ネットワークが中断されたときのドキュメントの編集内容、すなわちコンテンツの追加、削除などの操作です。次にネットワークに接続するときに、ローカルの記録はクラウドに自動的に同期します。通常では、オフラインからオンラインに戻り、クラウドと同期した後、ローカルの記録を保存しなくなります。履歴機能を使用して、該当変更の詳細を確認できます。
Q:バージョンを復元しましたが、削除されたコンテンツは復元されませんでした。
A:最初に、復元されたバージョンが正しいかどうかを確認してください。「○○を削除」と記述されたバージョンを復元すると、ドキュメントは該当コンテンツが削除された後のバージョンに復元します。削除される前のバージョンに復元したい場合、このバージョンよりも前のバージョンを選択して復元してください。
四、関連するヘルプ