報道機関各位へ主要なエンタープライズコラボレーション企業がAWSのグローバルインフラと先進的なサービスを利用し、新しいサービスを開発しながら、プラットフォームをグローバルに拡大しています。

2023年11月27日、ラスベガスで行われた「AWS re:Invent」において、Amazon.com, Inc.（NASDAQ: AMZN）の一部門であるAmazon Web Services, Inc.（AWS）は、エンタープライズコラボレーションおよびマネジメントプラットフォームであるLarkがAWS上に、そのITインフラ全体を構築したことを発表しました。企業の中核である社内ビジネスシステムと顧客向けプラットフォームのすべてAWS上で稼働させることで、Larkはグローバルの顧客に安全性と信頼性を提供し、サービスを柔軟かつワンストップで提供します。

Larkは、世界中の組織にプラットフォームを展開するにあたり、顧客データの安全性確保のためにAWSを活用しています。現在、LarkはAWS Marketplaceでのプライベートオファーを通じて、世界中の顧客がサブスクおよび使用できるようになっています。

AWSのグローバルなインフラ、およびコンピューティング、ストレージ、分析、セキュリティサービスを活用して、Larkのオフィスコラボレーションソフトウェアは、メッセージ、ビデオ会議、カレンダー、クラウドストレージ、メール、ワークフローアプリケーションを一つのプラットフォームに統合し、シームレスなエクスペリエンスを提供しています。 AWSの高性能なクラウドインフラにより、Larkは世界中の顧客の要求に迅速に対応し、安定したサービスを提供できます。これにより、顧客は800以上のビジネスアプリケーションをダウンタイム無しで利用できます。

エンタープライズコラボレーションツールの安定したサービス提供には、信頼性の高いITインフラが重要です。たとえば、LarkはAWS Gravitonを使用しています。これは、Amazon Elastic Compute Cloud（Amazon EC2）で実行されるクラウドワークロードに最適な価格性能を提供するように設計されたプロセッサで、安全性と信頼性があり、高性能な計算能力を提供します。 Amazon Simple Storage Service（Amazon S3）およびAmazon Elastic File System（Amazon EFS）を使用することで、Larkは顧客が、数秒で過去の文書バージョンに戻るれることを保証し、コアデータの安定性と信頼性を確保しています。 Larkはまた、AWS Global Acceleratorを使用しています。これは、パブリックアプリケーション、パフォーマンス、セキュリティを向上させるネットワークサービスで、Larkユーザーに円滑で安定した、遅延のないオーディオおよびビデオ会議体験をグローバルに提供しています。

AWSはLarkが新たな地域に進出する際、データセキュリティとコンプライアンスを提供します。LarkはAWSのグローバルなインフラを活用し、米国、日本、シンガポールにデータセンターノードを設け、顧客データのある場所にも対応しています。AWSのセキュリティ基準とコンプライアンス認証のサポートを受け、LarkはEUのGDPR、米国のCCPA/CPRA、日本のAPPI、シンガポールのPDPAに対応したデータコンプライアンスシステムを構築し、顧客が変化するグローバルなデータコンプライアンス要件を満たすのに貢献しています。また、LarkはAWSを活用して、業界をリードするセキュリティソリューションを構築し、オフィスソフトウェアのWebアプリを一般的なWebの脆弱性やボット攻撃から保護できるようにしています。

Zhang Nan, President of Lark　

「AWSは、グローバル規模で事業を展開する企業に対するサービス提供において、豊富な経験と卓越した技術的優位性を持っています。AWSとの協業により、ワンストップのグローバルデジタル本部を構築し、ツールを迅速かつ確実にグローバルへ拡大することができます。私たちはAWSとの協業をさらに深めることで、グローバル企業が真のワンストップ業務体験を実現し、より大きなコラボレーションを促進できるよう、革新を続けていきます。」

Greg Pearson, vice president of Worldwide Commercial Sales at AWS

「AWSは、Larkの最高レベルのセキュリティを提供し、顧客のコンプライアンス要件を満たすために必要な実績あるグローバルインフラと、一連のサービスを提供するという想いを後押しするために、当初から協力してきました。今後も、AWSはLarkとの協業を継続し、数千もの業種にまたがるデジタルオフィスの改革に取組み、企業が世界中の従業員をつなぎ、職場でのコラボレーションやアイデアの創出を促せるよう支援していきます。」

また、LarkはAWS L2E（Learn to Earn Program）トレーニングプロジェクトにも参加し、社員にAWSの利用を促進し、クラウドのスキルを身につける取り組みを進めています。このプロジェクトでは、AWSのトレーニングと認定プログラムを活用し、社員に実践的なクラウドコンピューティング知識と技術分野での操作トレーニングを提供しています。社員のデジタルスキル向上を促進し、実践を通じたアプリのイノベーションを加速させることを目指しています。