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業務ツールの分散を解消、Larkで「全社一元管理」の土台を構築
サツドラホールディングス株式会社は、約200店舗のドラッグストアや調剤薬局「サツドラ」などを展開する札幌に本社を置く企業グループです。正社員と多数のアルバイトからなる数千人規模の人員体制で、医薬品・日用品の販売や調剤薬局運営に加え、地域とつながる多様な事業を推進しています。2024 年 7 月より Lark のオンボーディングを正式に開始し、基本環境の構築から全社展開へと移行するとともに、業務活用シーンの深掘りと既存社内ツールの統合を推進しました。その結果、属人化や手作業による負荷、意思決定のタイムロスが大幅に改善され、進捗管理の可視化による業務スピードと精度の向上を実現しました。さらに、申請・承認・報告の一元化により部門間や本部・現場間の連携が格段に円滑化したほか、感謝を伝え合う仕組みや自然な対話、ナレッジ共有の活性化など、従業員マネジメント面でもポジティブな変化が生まれており、小売現場における DX を加速させ、効率性とつながりを兼ね備えた新しい働き方の基盤を着実に構築しています。

富山 浩樹
サツドラホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEO
Lark導入から約1年で、仕事の進め方だけでなく、社内のコミュニケーションの質が大きく変わりました。業務効率の向上に加え、社員一人ひとりの主体性や企業文化にも良い影響を感じています。

会社紹介
サツドラホールディングス株式会社は、北海道札幌市に本社を構えるドラッグストアチェーン「サツドラ」を中核とする企業グループです。 北海道を中心に約200店舗を展開し、医薬品や日用品の販売、調剤薬局の運営を行っています。さらに、地域共通ポイント「EZOCA(エゾカ)」の運営やPOSシステムの開発・提供、電力販売、教育事業、スタートアップ支援など多角的な事業を展開しており、地域に根ざした「地域コネクティッドビジネス」を推進しています。地域企業や自治体との連携を強化し、地域課題の解決と持続的な地域社会の発展に貢献することを目指しています。 2025年5月期の連結売上高約1,000億円、従業員数は約2,800名で、東京証券取引所スタンダード市場および札幌証券取引所に上場しています。
目的
Lark で業務とコミュニケーションを一元化し、全社の生産性を高めて意思決定を加速
導入前の課題
Lark導入前、サツドラグループ内各社では多くの課題を抱えていました。
システムの分散と非効率なアナログ業務
複数のシステムが連携されないまま各所に散在し、メンテナンスコストが膨張していました。Microsoft 365、Slack、Zoom、Chatworkど多数のツールが乱立し、機能が重複。これによりマスタが不一致になったり、業務が分断されたりしていました。 業務の中心はエクセルで、社内承認は紙とデータ印が主流。これらのアナログ業務がデジタル業務の間に挟まることで、業務効率が悪化していました意思決定の遅延
会議や承認フローが煩雑で、意思決定に時間がかかっていました。特に紙の稟議承認には年間約16,000時間、本社の定例会議には年間約35,000時間が費やされていました。
コミュニケーションとナレッジの属人化
全社の公式なコミュニケーション手段は電話とメールに限られていました。特に店舗の従業員には公式のチャットツールがなく、情報は「ブラックボックス」化し、業務が属人化していました。膨大な問い合わせ対応コスト
店舗から本社への電話やメールでの問い合わせが月間約6,000件発生。その対応に年間約40,000時間、約6,000万円のコストがかかっていました。

主な導入効果
Lark導入のがきっかけで、これまでバラバラに運用されていた業務システムや情報ツールを統合し、LarkをAll-in-Oneの業務基盤として導入しました。
部署や店舗をまたいだ業務管理のニーズに対応するため、Larkのワークフロー機能やBot、自動化機能を活用し、業務の標準化と効率化を推進しています。これにより、採用や研修、巡回、社内通知、経営データの収集、店舗管理といった主要な業務サイクルを、Lark上で一元的に管理できる体制を構築しました。
稟議承認時間40%短縮:紙とハンコによる承認プロセス(年間15,623時間)を電子化
店舗作業時間約400~600時間/週 削減:全200店舗の指示・報告業務をLark Baseで統一
本部作業時間3時間/週 → 5分/週に短縮:拾得物管理のExcel手入力をLarkフォームで自動化
会議資料の準備時間50%短縮:会議資料をLark Docsに統一し、共同編集を可能に
全従業員の97%が利用:パート・アルバイト含む全従業員にアカウントを付与し、情報格差を解消
感謝文化の醸成:「ありがとう」メッセージが月間4,333件発行され、エンゲージメントが向上

ベストプラクティス
属人化・手作業・タイムロスを一掃、小売現場のDXをLarkで加速
会議資料作成の時間を大幅削減、ダッシュボード化で議論を高速化
会議資料をLark Docksで作成・共有することにより、資料作成の時間が大幅に削減されました。会議の進行方法も見直され、会議自体の時間短縮も実現しています。 さらに、データがダッシュボードで可視化されたことで、短時間で多くの議題を消化できるようになり、業務の「ムリ」と「ムダ」が削減されました。

指示業務の見える化とツール統一で、業務効率とコスト削減を同時に実現
全200店舗を対象とした売場指示や作業報告をLarkスマナビ (スマイルナビゲーション) 上に統一したことで、すべての指示がチケットとして一元管理され、作業件数・問い合わせ件数・工数の可視化が可能になりました。
これにより、業務の進捗や負荷を定量的に把握できるようになり、クオリティチェックやフィードバックもスムーズに行える環境が整いました。また、旧システムとの併用がなくなったことで、ツールの切り替えによる業務ロスや指示の見落としが減少し、コミュニケーションの精度とスピードが大きく向上しています。
業務の効率化とコスト最適化を同時に実現する形で、現場と本部の連携体制を大きく進化させる取り組みとなっています。

Before 😭
作業完了報告がされておらず、クオリティチェックができていない
指示件数、問い合わせ件数、作業工数がトラッキングされていない
指示が出たままの状態が多く、業務が「進まない」「変わらない」
After 😁
店舗側週の作業時間:店舗作業時間約400~600時間/週 削減の減少(全店200店舗)
出された指示がチケットとして管理され、量・質の可視化と改善が行われる
店舗や支援本部の作業効率・クオリティを継続的に検証・改革
単なる情報伝達ではなく、現場と本部の対話・議論を通じた業務変革が生まれる
拾得物管理をデジタル化、手作業3時間を5分に圧縮
従来、拾得物はExcelで文字情報のみを管理し、システムにアップロードする運用で、情報の判別や集約に時間がかかっていました。現在はLarkのフォームで写真付き入力が可能となり、全店舗の情報が本部に自動集約され、一律管理が実現。入力工数も削減され、対象物の判別精度が向上しました。また、警察への届け出が必要な拾得物も自動でPDF化され、店舗にはチャットで案内が自動送信される仕組みに。
これまで毎週3時間かかっていた作業は、写真付きフォームと自動連携によって、今ではわずか5分に。現場も本部も、“探す”“伝える”時間から解放されました。
「拾得物の報告が、一瞬で終わるようになった」――ある店舗スタッフの声です。

Before 😭
拾得物情報をExcelで手入力し、システムにアップロード
文字情報のみのため、対象物の判別が困難
店舗・本部間での情報連携に時間がかかる
警察への届け出用資料の作成・店舗への案内に毎週約3時間かかっていた
After 😁
拾得物をLarkのフォームで写真付き入力、情報の正確性が向上
店舗からの情報が自動集約され、本部で一元管理が可能に
警察提出用PDFが自動生成され、チャットで店舗に自動送信
毎週の本部作業が自動化され、3時間→5分に大幅短縮
NPSの集計・分析を自動化、顧客の声を即アクションにつなげる仕組みへ
従来のNPSスコア調査はGoogleフォームを用いて実施しており、レシートにQRコードを印刷してお客様にアンケート回答を促していました。ただし、回収されたデータはスプレッドシートに蓄積され、店舗別や期間別の集計・分析は手作業で行う必要があり、多くの時間と労力を要していました。
現在は、アンケートフォームをLarkのBaseに切り替えたことで、同様にレシートのQRコードから回答を収集しつつ、回答データが自動でBaseに反映され、リアルタイムで集計・可視化が可能になりました。さらに、店舗別・期間別の傾向把握や、コメント・スコアの自動分類も実現し、分析業務が大幅に効率化。これにより、手動集計が不要となり、顧客の声を即座に可視化・活用できる体制が整いました。

Before 😭
Googleフォームを使用し、レシートにQRコードを印刷し、お客様がアンケート入力
回収データはスプレッドシートで手動集計
店舗別・期間別の分析に時間と手間がかかる
After 😁
Baseフォームに切り替え、QRコード運用は継続
回答データはBaseに自動反映され、リアルタイムで集計・可視化
店舗別や期間別のフィルターで即時に傾向把握が可能
コメントやスコアの自動分類で分析の精度とスピードが向上
手動集計が不要となり、業務工数が大幅に削減
社内手続きをワンストップ化、Larkで「すぐ決まる・すぐ伝わる」管理体制を実現
Lark承認で即時プッシュ承認、稟議承認完了までの時間を40%短縮
Lark導入前、社内の稟議・決裁は紙とハンコが中心で、本社と店舗間の書類移動や承認の遅れが業務の非効率を生んでいました。精算書類の手作業処理も負担となっており、全体として業務プロセスが煩雑でした。
稟議・決裁承認を既存の決済システムからLarkに切り替え、簡潔なワークフローで構築。必要な通知がプッシュされ、即座に承認が可能になった。併せて職務権限も見直し権限移譲するなどした結果、稟議・決裁にかかる所要時間数が大幅に改善

Before 😭
社内承認が紙とハンコ中心、本社と店舗間で紙の移動が発生
稟議承認に年間15,623時間、本社定例会議に年間34,658時間が消費されていた
精算書類年間3万枚が紙で発行・処理され、業務負荷が高かった
After 😁
承認フローを電子化し、紙・ハンコ文化を廃止、承認スピードが向上
紙の稟議・精算書類のペーパーレス化を推進、業務プロセスを簡素化
稟議承認完了までの時間を40%短縮
従業員の生産性と働きやすさが向上、働き方改革を後押し
質問対応の自動化で、現場と管理部門の時間を創出
部署別・業務別にヘルプデスクを構築し、よくある質問にはボットが自動で回答する仕組みを導入しました。これにより、質問者が回答を得るまでの時間も大幅に短縮されました。現在では、月間1,000件以上の問い合わせチケットがこの仕組みを通じて処理されています。
会議資料のLark Docks化により会議の資料作成時間が大幅に削減され、会議の進行方法の変更により会議時間が短縮。データのダッシュボード化が進んだことで、短時間で多数のアジェンダを消化できる様になり、ムリとムダが削減

Before 😭
店舗から本社への問い合わせが大量に発生
年間対応時間が 41,313時間
問い合わせ対応にかかる本社コストが 63百万円/年
問い合わせ件数が 月約6,000件
同様の問い合わせが繰り返され、ナレッジ共有が不十分
担当者への電話連絡が頻繁 - 昼夜問わず対応が発生
After 😁
部署別、業務別に17個ヘルプデスクを作成、月1000件ほどの問い合わせチケットが作成
問い合わせの件数・対応状況を可視化(チケット数・部門別・内容別にダッシュボード管理)
ナレッジ共有の促進
感謝・対話・ナレッジが広がる、従業員管理の新しいかたち
感謝を見える化、Larkで広がる横のつながり
これまで社員間のコミュニケーションは限定的で、特に店舗勤務の社員は他店舗や他部署との交流機会が少なく、横のつながりの希薄さが課題となっていました。
こうした状況を改善するため、Larkフォームを活用し、社員同士が「ありがとう」の気持ちを気軽に送り合えるメッセージカードの仕組みを導入しました。日常業務の中で感謝を言葉にして伝える文化が生まれたことで、部署や店舗の枠を超えたコミュニケーションが活性化。社員同士の関係性が深まり、職場全体のエンゲージメント向上にもつながっています。
この取り組みは、チームの一体感を高めるだけでなく、前向きな職場風土の醸成にも大きく寄与しています。

Before 😭
社員間のコミュニケーションが限られていた
特に店舗勤務者は他店舗との接点が少なく、横のつながりが希薄
感謝や労いの気持ちが表に出づらく、風通しが悪かった
After 😁
Larkフォームで「ありがとう」を送り合える仕組みを導入
感謝を気軽に伝える文化が定着し、ポジティブな空気が広がった
店舗間・部署間の交流が増え、横のつながりが強化
社員同士のエンゲージメントが向上し、チームの一体感も高まった
一方通行の情報共有から、現場と本部がつながる双方向コミュニケーションへ
Lark導入前は、店舗従業員が本部の動きを把握することが難しく、情報の断絶が課題となっており、従業員の理解・浸透には限界がありました。
Lark導入後は、公式アカウントを通じた各部署からの重要情報の配信に加え、モーメンツ機能によって現場間・本部間の情報共有が大きく促進。従業員一人ひとりが会社全体の動きをリアルタイムで把握できるようになり、現場の主体性と連携力が大きく向上しました。
社内コミュニケーションの質とスピードが飛躍的に改善され、全体最適なオペレーションへの土台が築かれつつあります。

Before 😭
店舗従業員が本部の状況を把握するのが困難
情報は紙のチラシで配布されていたが、自ら読む人は少なかった
情報伝達が一方通行で、双方向のコミュニケーションが不足
After 😁
各部署からの重要なお知らせが公式アカウントを通じて配信されるようになった
モーメンツ機能で現場社員同士や本部との情報共有が活発化
現場社員が会社の動きを把握しやすくなり、コミュニケーションが円滑に
属人化した資料運用から、全員が使えるナレッジ基盤へ
研修資料の管理をLarkウィキに統一したことで、情報共有のスピードと正確性が飛躍的に向上しました。以前は紙やWord、PDFなど多様な形式で資料が散在し、新人への配布やバージョン管理に手間がかかっていました。
現在は、すべての研修資料がウィキ上で作成・更新され、常に最新の情報に誰でも即時アクセス可能な状態に。運用の属人化を解消し、教育の質を保ちながら効率的なナレッジ共有が実現しています。

Before 😭
研修資料が紙・Word・PDFなどで分散し、管理が煩雑
最新資料の共有に時間がかかり、バージョン管理が困難
新人への資料配布に手作業が多く、非効率
過去の資料の所在が不明になりやすく、再利用が難しい
After 😁
すべての研修資料・共有ドキュメントをLarkウィキで一元管理
資料はウィキ上で作成・更新され、常に最新版にアクセス可能
配布や共有がリンク一つで完結し、運用負荷を大幅に軽減
誰でも必要な資料に即時アクセスでき、教育・業務の質が向上








